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書籍紹介
新着情報TOPICS

2023/06/1  NEW!
日刊工業新聞社の雑誌プレス技術2023年6月号に、小川の特集記事 『工場の環境・レイアウトの改善に必要な8つのステップ』が掲載されました。

2023/05/1
日刊工業新聞社の雑誌工場管理2023年5月号に、橋本の特集記事『今、生産技術が担うべき役割を問う』が掲載されました。

2023/04/1
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2023年4月号に、橋本の特集記事『デジタル・サプライチェーン−マス・カスタマイゼーションはSCの理想形−』が掲載されました。

2022/05/24
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2022年6月号に、橋本の特集記事『スマート・ファクトリーへの道−業績直結型デジタルツインとIoTの構築−!』が掲載されます。

2022/05/17  NEW!
小川正樹の新著 『プロ直伝!必ず役立つデータ分析と統計』が2022年5月17日にナツメ社より出版されました。

2021/10/20
日刊工業新聞社発行の雑誌 『工場管理2021年11月号』 に橋本賢一の記事『管理・間接部門の改善推進に必要なモチベーションアップ』が掲載されました。

2021/06/4
小川正樹の新著 『成功する管理会計の基本』が2021年6月4日にナツメ社より出版されました。

2020/04/13
小川正樹の新著『必ずわかる原価計算のしくみと実務』が2020年4月8日にナツメ社より出版されました。

2020/02/28
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2020年3月号に、橋本の特集記事『設備投資の意思決定を誤るな!!』が掲載されました。

2019/05/07
日本インダストリアル・エンジニアリング協会の機関紙「IEレビュー」310号 2019 Vol.60 No.2 に大塚の特集記事『生産効率は上流のモジュラーデザインで決定する』が掲載されました。

2019/03/14
日本インダストリアル・エンジニアリング協会より、功労賞を授与されました。

2019/02/01
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2019年2月号に、橋本の特集記事『生産性向上=自動化ではない』が掲載されました。

2018/09/26
弊社、常務取締役の大塚泰雄が代表を務める モジュラーデザイン研究会の【ECM/MDI 第6回定例講演会】が 来る10月22日(月)に品川で開催されます。 モジュラーデザインに関する研究報告や事例発表の機会と なっております。 参加費は無料ですので、ぜひご参加ください。 申込みはコチラより。

2018/09/20
橋本賢一の新著『実践 原価計算』が10月12日に日本能率協会マネジメントセンターより出版となります。こちらから予約を承ります。

2018/04/26
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2018年5月号に、橋本の特集記事『業績に直結する改善活動の進め方』が掲載されました。

2018/1/5
日刊工業新聞社の雑誌「工場管理」2017年12月号に、田村の特集記事『人と設備の能力を最大化する工場レイアウトの鉄則』が掲載されました。

2017/05/30
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2017年6月号に、橋本の特集記事『付加価値を生む最適資源配分』が掲載されました。

2016/06/29
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2016年7月号に、橋本の特集記事『投資の意思決定と設備投資』が掲載されました。

2016/06/06
コンサルタントコラムのクイズに答えて書籍プレゼント! 詳しくは該当コラムをご覧ください。

2015/03/10
中央大学経理研究所発行の経理研究第58号に、橋本賢一の執筆した
<未来の利益に繋がる「管理会計」の活用>の記事が掲載されました。

2014/12/26
田村孝文・小川正樹の新著『すぐに使える工場レイアウト改善の実務』が12/26に発売になりました。

2014/12/10
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2014年12月号に、橋本の特集記事『人・設備の最適組み合わせライフサイクルメンテナンス』が掲載されました。

2014/06/19
動画コラム「見てわかる改善の原則」シリーズをアップグレードしました(6/19最新コラム)

2013/11/14 
大塚泰雄の新著『トコトンやさしい原価管理の本』が11/14に発売になりました。

2013/10/11
日本モジュラーデザイン研究会2013年度研究成果報告講演会
橋本が講演を行いました。

2013/07/30
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2013年8月号に、橋本の特集記事『マス・カスタム生産方式の構築』が掲載されました。

2013/03/21
税務経理協会発行の税経セミナー4月号に、小川正樹の執筆した明治大学専門職大学院「原価管理」の記事が掲載されました。

2012/08/10
小川正樹の新著『見える化でわかる原価情報システムの作り方と使い方』が8/10に発売になりました。

2012/03/19
橋本賢一の新著『正しい意思決定のための経済性工学がわかる本』が3/17発売になりました。

2011/09/09
橋本賢一の新著『見える化でわかる限界利益と付加価値』が9/9に発売になりました。

2011/08/29
日本プラントメンテナンス協会の機関紙プラントエンジニア2011年9月号に、橋本の特集記事『管理監督者の原価革新』が掲載されました。

2011/03/17
橋本賢一の新著『間接・サービス部門の原価管理』が3/17に発売になりました。

2010/12/20
田村孝文/大塚泰雄の新著『ムダつぶしコストダウン』が12/20に発売になりました。

2010/11/12
小川正樹の新著『開発段階の製品原価管理』が11/12に発売になりました。

2010/07/16
橋本賢一・大塚泰雄の新著『見える化でわかる売り値と買い値』が7/16に発売になりました。

2010/07/14
中国 西南科技大学の『国際IE大会』で橋本賢一と田村孝文が、中国のIEの推進をテーマに講演を行いました。

2010/03/25
小川正樹の新著『見える化でわかる原価計算』が発売されました。

2010/03/01
中部産業連盟 プログレス2010年3月号に小川の『コストダウンは設計から作り込む〜開発設計段階におけるコスト低減7つのヒント〜』 の記事が掲載されました。

2010/02/22
コンサルタントコラムを新設しました。不定期でコラムを掲載します。

2010/02/01
大塚泰雄の共著『第一線監督者マネジメントガイド』が発売されました。

2009/11/28
田村孝文の新著『図解でわかる生産の実務 作業改善 』が発売されました。

2009/ 8/20
小川正樹の新著『よくわかる「品質改善」の本』が発売されました。

2009/ 6/22
Me-learningはメンテナンス中です。詳細につきましてはお問合せください。

2009/ 5/15
『Business Risk Management』5月号に橋本の『生産性が高まる「ムダとり」のポイント』の記事が掲載されました。

2009/ 2/18
日本能率協会 2009生産革新総合大会で海外工場の生産革新について講演を行いました。

2009/ 2/18
小川正樹の新著『図解でわかる生産の実務 高品質・低コスト生産のすべて』が発売されました。

2009/ 1/19
Me-learningを再開しました。

2008/11/20
大塚泰雄の新著『よくわかる金型の原価管理とコストダウン』が発売されました。

2008/11/17
橋本賢一の新著『社長!経営が見えていますか?』が発売されました。

2008/8/29
教育研修ぺージリニューアルしました。

2008/8/22
橋本賢一の新著『よくわかる「ムダとり」の本』が発売されました。

2008/8/12
小川正樹の新著『よくわかる「レイアウト改善の本』が発売されました。

2008/4 / 1
Me-learning『計画・意志決定のための経済性工学』コース リニューアルしました。

2008/2/22
小川正樹の新著『絵でみる原価計算のしくみ』が発売されました。

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コンサルタントコラム

コンサルタントコラム

  

  利益はどのようにして生まれるのか

 

 (1) お金を調達して運用する

 会社の仕事は、いつもお金と関わり合いがあります。会社は最初に、株主から出資をしてもらったり、銀行からお金を借りたりしてお金を調達します。お金は自分のお金か他人のお金かどちらかしかありません。これを自己資本(資本)他人資本(負債)と呼び、貸借対照表という決算書の右側に記載されています。
 このお金を元手にして、生産活動を行うために建物や機械などの設備を購入し、材料を仕入れ、従業員には給料を支払い、さらには電力、ガス、水道代を払います。生産活動は人、材料、設備、エネルギーの4つの生産要素の組み合わせからなるので、生産要素にお金を運用するのです。このお金の調達と運用財務活動です。
 この時点でお金は他の財産に変わるものと、使われてなくなってしまうものがあります。
・ 建物・機械、材料などの他の財産に変わるものは、貸借対照表の左側に資産として
・ 消費してなくなるものは費用として
損益計算書という決算書に計上されます。電気代、水道料、雑費などのように代、料、費などの文字が付くと使ってなくなった費用を意味しています。

 

 

(2) お金を使ってなくなると費用になる

 運用された、人、材料、設備、エネルギーを使って生産活動が行われます。そのとき、資産に計上されていた建物や機械は減価償却費、材料は材料費として、生産活動に使われた時点でなくなり費用になります。費用は、お金が何かに使われて資産価値がなくなったことを意味しています。このように、土地などの例外もありますが、お金は最後には何かに変わってなくなってしまい、費用として損益計算書に計上されます。なお、給料、電気、ガス、水道代などは、すでに支払った時点でなくなり、損益計算書に計上されています。
 生産活動の結果として作られるものは製品サービスです。まだ何の目的で使われたかが判らなかった費用も、製品・サービスを作り出すために使われたと判った時点で費用は原価に名前を変えます。これが原価計算です。製品を作るために使われた費用を計算すれば製品別原価計算、部門のサービスに使われた費用を計算するのであれば部門別原価計算になります。原価計算には必ず集計する対象があります。

 

 

(3) 会社のインプットはお金でアウトプットは利益

 販売活動によって売上という収益が得られます。その際、製品を作るためにかかった原価よりも、多くのお金を回収しようとするのが常です。原価より売上が大きければ、儲け(利益)が生まれ、反対に原価が売上よりも大きいと赤字になります。利益が会社のアウトプットなのです。売上時点での利益は大きいことが望ましいのです。これを売上高利益率、利益を売上高で割ると計算できます。
 売上は工場から製品が出荷された時点、工事などのサービスが完了した時点などで計上されますが、お金は、月末締めの翌月払いとか3ヵ月後、6ヵ月後の手形払いとかで、数ヵ月して始めて回収されます。回収されたお金は自己資本の所に入ってきます。このお金はまた生産資源に運用されて使われてなくなり、また戻ってくることを繰り返しながらぐるぐる回っています。これを資金の回転と呼んで、利益が大きいと次第に剰余金として自己資本が貯まります。お金も早く回転した方が望ましいので、これを総資本回転率として測定します。総資本回転率は売上高を総資本(自己資本+他人資本)で割ると計算できます。

 以上のように、会社はお金を回転させながら利益を生み出しています。最終的には、会社のインプットはお金であり、アウトプットは利益なので、会社の効率はアウトプットをインプットで割った総資本利益率で測ることができます。つまり、少ない資金で多くの利益を上げることが重要なのです。総資本利益率は売上高利益率と総資本回転率の掛け算であり、いずれかを向上することによって達成されます。コストダウン活動は原価低減であるから売上高利益率の向上に、在庫低減は、材料、仕掛品、製品という資産を少なくして売上げることであるから総資本回転率向上に貢献します。一般に製造業は工場の土地、建物、設備などの投資が必要であるため回転率よりも利益率で、サービス・流通業は比較的投資が少なくて済むので利益率よりも回転率で総資本利益率を向上する傾向にあります。
 

 

(4) 財務、生産、販売は経営の基本機能

 これまで見てきたお金の流れは、三つの活動を通じて利益に貢献していることがわかります。
それは、@財務、A生産、B販売活動です。


 財務は資金を調達し運用する機能で、通常は経理部門が担当していますが、大きな会社になると経理とは別に財務部門があります。
 生産は顧客に喜んでもらえる製品やサービスを作り出す機能です。製品やサービスは会社の心臓部であり、長く生きていると心臓も弱ってくるので、いつも生きのよい心臓であるよう新製品開発にいそしむ訳です。
 販売は作られた製品やサービスを売りお金を回収する機能です。この3つが経営にとって基本的に必要な機能ということになります。これは、どんなに小さな企業でもグローバル企業でも欠かせない経営の基本機能なのです。

 

 

 

 

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その他のコラム

ランキング 2024/3/1〜3/31

第1位 何が直接費で、何が間接費か?

第2位 どうして「限界利益」って呼ぶのか

第3位 原価のしくみ きほんのき 

第4位 限界利益があれば赤字受注してよい

第5位 どこまでの範囲が原価に入るのか

第6位 直接労務費は変動費として扱うか

第7位 材料費・労務費・製造経費を計算する

第8位 変動費か固定費かの判断に迷ったら

第9位 直接費と間接費を分けて原価計算してみる

第10位 主要因をヒストグラムで見える化する

 

 

コンサルタントコラム:バックナンバー

 

限界利益があれば赤字受注してよい

どうして「限界利益」って呼ぶのか

なぜ改善しても利益に繋がらないのか

親会社からの年5%のコストダウン要請にどう応えたか

損益を分ける分岐点BEP-Break Even Point-を計算する

付加価値はどのように求めるか

他社にない技術力で付加価値を高める

どのくらい売上げたら利益が出るか

飲料自販機で儲かっているのは電力会社だけか

利益図表・損益分岐点図表を描いてみる

半値にしても倍売れば元がとれるか?

利益管理は見えるようにすることから−損益分岐点を計算する−

プロダクトミックスで付加価値をつける

設備投資をしてまで受注するか

顧客が価値を感じる製品とは

割り勘計算は損得計算ではない

設備の売却損が出ても得をする

利益はどのようにして生まれるのか

 

何が直接費で、何が間接費か?

変動費か固定費かの判断に迷ったら

どこまでの範囲が原価に入るのか

直接労務費は変動費として扱うか

何が本当のIE(Industrial Engineering)ですか?

金型コストテーブル@:製品図面から金型費を読むコストテーブルの作り方

金型コストテーブルA:金型構造と製品構造の結び付きを分析する 

金型コストテーブルB:コストテーブル作成に必要な原価の基礎知識

金型コストテーブルC:コストテーブル作成に必要な段取り

金型コストテーブルD:精度アップに必要なグルーピング分析

金型コストテーブルE:Step1 金型費を左右する要因を製品図面より分析

金型コストテーブルF:Step2 変動要因のデータ収集

金型コストテーブルG:Step3 主変動要因で行う回帰分析

金型コストテーブルH:Step4 算式の精度アップの進め方

原価意識はどうしたら身につくか

売価からどこまでの原価を回収するか

コストテーブルを使って購入価格を下げる

コストテーブル作成のコツ

VEはコストダウンの大きな武器

全部原価計算と部分原価計算

コストテーブルはコストのナビゲーター

企業の業績管理に必要な原価情報とは

標準化は数の少ないものを狙え

原価の本質は価値の高いものにお金をかける

原価情報はものづくりの救世主

売れる商品の感性機能へのコストのかけ方

発想されたアイデアを使えるアイデアにする

直接費と間接費を分けて原価計算してみる

「理想原価」とは何? 理論的にみつける方法はあるか? 

製品の開発・設計時の原価管理に困ったときは

顧客要求により増加していく金型・治工具費の対応策

あなたはムダを見つける目がどれくらいありますか?

歩留ロスとは何か?

設備稼働中のロスに気がつきますか? NEW!

 

原価低減が会社をダメにすることがある

あるべき姿を描くとやるべきことが見えてくる

コスト戦略か差別化戦略か

マス・カスタマイゼ―ション:究極のモノづくり

意思決定が早くなった訳は

クラウド活用の勘どころ

 

職場の基本3S(整理、整頓、清掃)はできていますか?

やさしいはずの5Sなのに難しい! 実践のコツとは

目で見て見えるムダから改善する

見て分かる改善の原則 「まとめて作る!」 

見て分かる改善の原則 「動作をすくなく!」 

ライン作業におけるサイクルタイムの限界

見て分かる改善の原則 「道具を選ぶ!」 

改善はやめることから始める

個別受注生産と大量生産は両立できる

ライン・セル・機能別生産方式の選択

IoT時代の工場レイアウト@:IoT時代の工場レイアウト改善と再構築

IoT時代の工場レイアウトA:P,Q,R,S,Tの決め方

IoT時代の工場レイアウトB:SLPによる基本レイアウト計画

IoT時代の工場レイアウトC:詳細レイアウト計画と必要施設の調整

IoT時代の工場レイアウトD:新工場への移設計画と移転

IEと生産システムの基本@:インダストリアル・エンジニアリングとは何か

IEと生産システムの基本A:生産の基本は生産要素の最適組み合わせ

IEと生産システムの基本B:生産性向上とコストダウンの2つの側面

IEと生産システムの基本C:改善の検討の原則と着想の原則

標準時間とパフォーマンスの測定、評価

要因を見逃さないために特性要因図を作成する

品質改善にQC7つ道具を活用する

予防コストを充実させ失敗コストを減らす

QCテーマ『問題にするかしないは人しだい』

製造現場でばらつきが発生する2つの理由

パレート図を活用して重点指向を推進する

不良とは「ばらつき」である

品質を上げるとコストアップになるという誤解

層別により集めたデータを分ける

主要因をヒストグラムで見える化する

誰でもできる「慢性不良撲滅の秘策」

グラフ・管理図を活用して改善につなげる

チェックシートと散布図

品質の水先案内人、それは工程能力

なぜなぜ分析と特性要因図をコラボする

特性要因図の主要因を実験計画法で確認する@

特性要因図の主要因を実験計画法で確認するA

 

リードタイム7分の実現

在庫を持って伸びた会社がある

コンピュータ内で試作品を作る

 

間接部門こそ価値を生む

直間比率にこだわっていないか

間接生産性には10倍のバラツキがある

 

 
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